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映画「ハゲタカ」感想(4回目)/上

(超ネタバレです。未見の人は読まないように。)



















6/18木に4回目観てきました。
今回の感想はネタバレも入れつつ、あれこれ深堀りしてみようかな、と。
ではさっそくsoon

・鷲津の脚は?
今回の映画化にあたってまず気になったのは
「鷲津さまの脚は一体どうなの?」ってことだった。
映画で再び鷲津さまにお会いできるのなら
やっぱり颯爽と闊歩する鷲津さまに会いたいわけですよ。
でもあんな重症負ったからねぇ。。。
なんて思っていたら
予告編で颯爽と歩く鷲津さまがheart02
良かった!脚は良くなったのね!と私は思ったりしたんだけど
映画本編では鷲津の脚については全く不問に付されていた。
一言くらい触れても良かったんじゃgawk
ま、いいんだけどさ。
やっぱり鷲津さまはカッコ良く歩いてないと。

・鷲津は何で日本に戻ることにしたのか?
日本の閉鎖的なマーケットに辟易とし
南の島でやさぐれていた鷲津さま。
大森南朋さんのインタビューおよびエキストラ参加者の体験談によると
この南の島行きの前に
ライオンソースの件で鷲津さまが裁判に負けるシーンがあったそうだ。
(そういえば私が2月に申し込んだエキストラも裁判シーン、って書いてあったもんね。
 結局参加できなかったけどさdespair
判決が気に入らず、激昂する鷲津さまのシーンとかがあったようだ。
怒りでブチ切れる鷲津さま、見たいなぁ。。。heart01
DVDに期待shine

で、南の島に訪ねてきた芝野さんに
「腐ってしまったのはお前の方じゃないのか」と言われ
グラスをたたきつけて日本に帰ることにした鷲津さま。
・・・実はここがよく分からなかった。
何で帰ることにしたんだろう?
ここの鷲津の心理がどうも解せない感じがしたのだ。
4回観ても実はよく分からなかった。
で何気に見つけた大森さんのインタビューを読んで
「なるほど、そういうことか」と思った。
そのインタビューというのは↓こちら。
http://eiga.com/movie/54296/special

ここに大森さんの談として
「口ではそんな事を言っても、鷲津はこの仕事を捨てられないし、
気にならないわけがないんです。
だから柴田さんが演じる芝野の依頼を受けて、
結果ホワイトナイトを引き受ける。」
とある。

口では「もうあんな腐ったマーケットに戻る気はないんだ」と言いながらも
鷲津にとってファンドマネージャーという仕事は
過去に犯した罪を一生背負って生きていく証なのだ。
そこまでファンドビジネスに身を投じた鷲津が
いつまでもマーケットのことが気にならないわけがない、というわけか。
で、そんな自分にイライラしてグラス叩きつけちゃったわけなんだな、きっと。

・「お引受けしましょう」は日本語的に変じゃないか?
空港ではすっかりダレた恰好になっていた鷲津さま。
オフィスに戻ると、おぉ!髪型が鷲津ヘアになっているheart04
腕時計付けて、ベスト着て、ジャケットを羽織って、鷲津メガネ装着。
で「じゃ、行きましょうか」だよ!
めちゃめちゃカッコイイやーーーん!happy02

で、向かった先はMGS銀行飯島頭取が待つ料亭だったわけだが。
「ホワイトナイトをお願いしたい、そういうこっちゃ」
という飯島さん。
鷲津はアカマ自動車・古谷社長に
今の業績不振の原因は何だと思うか、と聞く。
先代、先々代がモノづくりに固執するあまり
IR対策等を全く行ってこなかったのが原因、と古谷社長。
自分は総合自動車ソフト産業への転換を図っていくつもりだ、と。

この古谷社長の話を聞いている時の
鷲津の眼の動きが怪しいのだ。
沈思するように目線が動き、顔の向きがゆっくり変わる。
・・・鷲津は、この時既に古谷社長を切ろうと思ったんじゃないか?
ドラマ版でも鷲津は無闇な事業の多角化に否定的な節がある。
西乃屋旅館しかり、サンデートイズしかり。
ホワイトナイトを引き受け、アカマ自動車株を大量に保有した暁には
古谷社長を切ろうと思ったんじゃないか?
で「お引受けしましょう」と。
そんな鷲津の思惑を知ってか知らずか
「お引き受けしましょう」を聞いた後の芝野さんは
何やら厳しい顔をしている。

でも私は予告編でこの台詞を聞いた時から
「これは日本語的に間違ってる!」と思ったrock
「引き受ける」の主語は「私」だ。一人称だ。
その動詞に「お」を付けるのは文法的に間違ってる。
なので「お」を付けるのではなく、謙譲語にして
「引き受けさせていただきましょう」が正しい。
もしくは「引き受けましょう」だ。
・・・でも「ま、鷲津さんだからいっか」と思ってしまう自分がいるcoldsweats01

・村田さんが牛乳、がなかなかツボ
「大丈夫だ。この勝負、必ず取る」
くぅ~!鷲津さまカッコイイですhappy02
で、ホワイトナイト宣言の記者会見を開いた鷲津さま。
でもその会見が終わった直後、いきなり300円も吊り上げたTOB価格を発表した
ブルーウォールパートナーズ。
その資金源は一体どこなのか。

で諜報活動担当の村田さんが、ブルーウォールは資金プールに
マレーシアのラブアン島を使っているという情報を聞き出してくる。
「アジア系だな」
「CLIC(China Long Investment Coporation)」
ということでブルーウォールのバックには
中国の国家ファンドがついていることを突き止める。

この情報を聞き出している時の村田さんが
カフェで牛乳を飲んでるのが何かツボだった。
普通にコーヒーでいいじゃん?と思いながらも
牛乳の方が村田さんの不気味な存在感が出ていいかも?と思ったけど。

CLICの資金力は20兆円。
・・・元々ハゲタカは億単位の金額がポンポン飛び交ってて
金銭感覚がおかしくなりそうなんですがsweat02
それにしても20兆円とはshock

「まともに戦って勝てる相手じゃないな」
とため息交じりにつぶやく鷲津さま。
でもこの台詞には鷲津の不敵さが現われている。
まともな戦術じゃなければ勝てる、と思ってなければ
この台詞は出てこない。
・・・ここでアランに「どう切り崩しますか?」と言ってほしいのだが
残念ながらアランはいないthink
アラン、カムバーーーック!
ここは村田さんが代わり(?)に
「どう出ますか?」
立ち上がって窓の外を見つめる鷲津の頭に
この時、あの逆転のシナリオは一体どこまで出来上がっていたのか。

・NY時代の鷲津さまをもっと見たい!
「守山君、メシ行こ。メシ」
と軽い感じとリムジンが違和感coldsweats01
マンダリンオリエンタルのレストランに誘うも
気後れして逃げるように帰る守山。
しかし2回目の鑑賞以降、鷲津ファンはもうこの辺りから
別の目的でワクワクしていているはずだ。
もうすぐ鷲津さまが現われるのよheart01
ほら、その階段を降りて右に曲がるとheart02
あ、今、劉の眼が鷲津を見た!
ここでカメラがぐるっとパーンして劉の眼になる。
そこには睨みつけるような鋭い視線の鷲津さまがっnote

この後、鷲津と劉の昔話シーンとなるわけだが。
このシーンの鷲津の眼がコワい!
(ま、コワくてもかっこいいんですが。)
Yahoo!の映画レビューサイトに誰かが
「主人公とは思えないくらい怖い目」
と書いていたのが笑えた。

ここでNYホライズン時代の鷲津と劉。
鷲津は初めての買収に成功して個室を得る。
莫大なボーナス。成功を讃える同僚。
「だがアンタはちっともうれしそうじゃなかった。」

おそらくクリスマス・パーティの為にホライズンが借り切ったバーで。
鷲津は劉に言う。
「お前、人を殺したことあるか?」
・・・いきなり何てことを訊くんでしょうかね、この人はcoldsweats02
返事が「はい」だったらどうするんだ?

この後、鷲津は独り事のように
「200万、たった200万で人を殺した。」
と語り始める。
「腐ったこの国を買い叩く×3」と言って日本に帰ってきて以降の鷲津には
あり得ない言動だ。
初めての成功と言っているから
NYに渡ってまだそんなに経ってない時期なのだろうか?
この頃の鷲津はまだハゲタカへの過渡期という感じがする。
「強くなれ。強くならなきゃ人を殺してしまう。
 それが資本主義だ。」
あれはおそらく劉に言った、というよりも自分自身に言った言葉だったのだろう。

それにしても。
ファンとしてはこのNY時代のシーンをもっと見たい!
そもそも私のハゲタカ続編プランその1は
「ハゲタカ・エピソード1」だったのだ!
映画のテーマとか構成とかはこの際無視していいから!
と思わず映画鑑賞を趣味としている者にあるまじき発言をしてしまうcoldsweats01

鷲津はおそらくある程度逆転のシナリオを練り上げた上で
その最終確認の意味で劉に会いに来たのだろう。
戦争を仕掛けるには敵状を知らないといけない。
それには直接敵と対面するのが一番だ。

(6/28修正)
戦争を仕掛けるには敵状を知らないといけない。
それには直接敵と対峙するのが一番だ。
鷲津は劉に会って、
それから逆転のシナリオを組み立てて行ったのだろう。

この後、鷲津はシナリオの布石を1つづつ打ち始めることになる。



うーん、長くなってきてしまったcoldsweats01
半分に分けることにしよう。
後半は明日にでも。

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コメント

takecoさん ありがとうございます~crying
ドドーンとアップしてくださってheart04
今か今かと待っておりましたO(^ヮ^)O♪ワクワク

しかし、困ったsweat01
どの段落にも反応したくなってしまう・・・
どんだけコメが長くなるかdown

>「鷲津さまの脚は一体どうなの?」
ファンはみんな気になるところですよね
でも、鷲津さんは腹心の部下を引き連れて颯爽と歩かなきゃハゲタカの疾走感が失われるので、私も「ま、いっか」とスルーしましたwink

>鷲津はなんで日本に・・・
そっか、ライオンソース裁判という前段があったんですね~
それDVDに特典映像として入れて欲スい

>この古谷社長の話を聞いている時の
>鷲津の眼の動きが怪しいのだ。
そこ、次回のチェック項目にします!
それと村田さんの牛乳! メモメモφ(..)

あ~takecoさん、ホントに感謝です。
ハゲタカ布教活動にもかかわらず、周囲にハゲタカについて語り合う人がいないので、こちらの板で発散させて頂いてm(__)m

最後に叫ばせてください
入札価格、TOB価格、はじき出す時、一番サマになるのは君だ!
アラン カムバーックhappy02

投稿: アン@みやぎ | 2009/06/21 00:06

>アンさん

いや~私の駄文を待ってくれている人がいると思うと
書き甲斐がありますcoldsweats01

エキストラ体験記を漁っていると
カットされているシーン、いろいろあるみたいです。
DVDではやはり完全版を期待したいですね!

村田さんの牛乳の件は
嶋田久作さんご自身のブログにも書かれていましたよwink
あのシーンでたくさん牛乳飲んだので
監督が嶋田さんの腹具合を心配していた、とか
書いてあって笑えました。bleah

確かにあのカチャカチャとキーボートを叩いて
金額を出すのはアランですよね~
原作では可哀相なことになってしまうアランだけど
やっぱ次作では戻ってきてほしい~!

投稿: takeco | 2009/06/22 00:32

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