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ゴールドコーストマラソン2008完走記

7月6日(日)

朝3:00起床。
まずはカーテンの間から外を覗く。
まだ真っ暗でよく見えないんだけど
とりあえず雨は降ってなさそうだ。
風も吹いてない。

まずは朝ごはんを食べる。
昨日の夜、ツアーデスクから配布されたおにぎり弁当。
P1010372

マラソンにツアーで参加することのありがたさは
レース当日の朝に
おにぎりのお弁当を用意してもらえることだと思う。

ホノルルマラソンの時は
マラソンツアーじゃなかったので
当日の朝食べるおにぎりとかは自分で準備したもんね。
まぁハワイだったのでおにぎりはABCストアで簡単に手に入るんだけど
前情報でマラソン前日の夕方にはおにぎり売り切れると聞いていたので
もう2時か3時くらいに買っておいたもんな、そういえば。
NYCの時もそうだったけど
当日朝のおにぎり用意してもらえるのってありがたいですriceball

食べ終わったらストレッチして
昨日揃えておいた服に着替える。
着替えながら要所要所にワセリンをしっかり塗る。
日焼け止めもしっかり塗る。
「これからレース本番だぞー!」という気分が盛り上がってくる。

4:50、ロビー集合。何となくピリッと引き締まった空気が漂っている。
バスに乗ってスタート地点に向かう。

スタート地点の少し手前でバスを降りる。
スタート地点のほど近くに
日本からのツアー用テントがあるそうなので
そこまで歩く。
リゾート地とはいえ、オーストラリアは冬。
しかもまだ日が昇る前である。
寒いとは聞いていたので
半そでTシャツの上に長そでのトレーニングウェアを着ていた。
ところがツアーテントにたどり着く前に雨が降り出してきた。
・・・当日まで雨に見舞われてしまったか。
ツアーデスクでもらったポンチョを着る。
しかしこのポンチョ、透明ゴミ袋に切り込みを入れて
頭を腕を出せるようにしたもの。
腕は雨に濡れる。
日本から安い透明カッパ買って持ってこればよかったなぁ、とちょっと後悔する。
腕が濡れるのでちょっと寒い。

テント到着。
JTBやHISなど日本のツアー会社名を掲げたテントが立ち並ぶ。
テントに入ると雨がしのげ、ほっと一息。

ゴールドコーストマラソンは
スタート地点とゴール地点が同じ場所である。
なので荷物はこのツアーテントにあずけておける。
その点が楽でいいな、と思った。
まぁホノルルは暖かいから荷物預けなかったけど
NYCは冬だったからレース後上に着る物を預けたもんね。
・・・レース後の疲れ切った体で荷物預けたトラックを探して
セントラル・パークを歩いたのが辛かったよ、そういえば。

ハーフが6:30、フルが6:50なので
ハーフに出る人たちが少し早めにテントを出る。
最後にトイレに行っておくことにする。
スタート地点のトイレは割と数が十分で
手を洗う場所もちゃんとあった。
ちょっとホッとする。

いよいよフルを走る人たちがスタート地点に向かう。
雨は上がっていた。
スタート地点へ向かう道すがら
左手の海側の雲の隙間から太陽がのぞく。
オーストラリアは紫外線が強いから
今回は初めてサングラスをして走ろうと
用意してきていたのだけど
今日は天気予報でくもりとなっていたので
サングラスは結局ホテルに置いてきていた。
キラリと光る朝日を見て
もしかしてサングラス持ってきた方が良かったかな、と
ちょっと思った。

私たちがスタート地点に着く頃には
辺りは明るくなってきていた。
ちょうどハーフの人たちがスタートするところだった。
6:30、号砲とともに雪崩を打ってハーフがスタートした。
ハーフの走者がいなくなったところで
フルの走者がスタート地点に着く。

今回一体どれくらいの時間でゴールできるんだろう?
正直十分な練習をした、とは言えない。
だけどホノルル・NYCの時よりは
絶対練習した、といえる。

とりあえず今回は途中で歩かずに
走り続けてゴールすることが目標。
タイムはできれば5時間を0.01秒でもいいから切りたいけど
練習量から考えて5時間30分以内でゴールできればいいかな、と
思っていた。

6:50、号砲とともにスタート。
ホノルルやNYCのように派手なオープニングパフォーマンスはなく
何となく素朴な感じで始まった42.195kmであった。

走り始めてすぐに雨がザーッと降ってきた。
お天気雨っぽいからすぐやむんだろうけど。
しばらくして雨はやんだ。
ふと見上げるときれいに虹がかかっていた。

左手に海、右手にリゾート住宅街を見ながらのコース。
雨の後はしっかり晴れてきた。
やっぱりサングラスもってこればよかった、と
本当に後悔した。

何となく体が重い感じがしていた。
練習しててもたまにある。
体が重い日もあるし、何だか軽くて走りやすい日もある。
食事内容や睡眠時間、疲労度合がいろいろ絡み合っての結果なんだろうけど。
この日はスタート前までずっと寒かったせいもあるのだろうか?
何だか体が重いな、と思った。

10km地点でトイレに行こうと思った。
ホノルルでもNYCでも10km地点でトイレに行った。
その後は全部汗になってしまうので
1度行けば後はトイレに行かなくてもいいはずだった。

ところが10km地点のトイレがえらく混んでいた。
この込み具合だと5分以上はロスしそうだ。
どうしてもトイレに行きたいわけじゃない。
もう少し後の地点のトイレにいくか、と
再びコースに戻った。

13kmあたりで何となく右脚に異変を感じた。
何か力が入らないような感じがしたのだ。
何だか膝がカクンとなってしまいそうなそんな感覚。
どうしたんだろうか、一体?
そういえば5月の山中湖の時も似たような感覚があった。
あの時は左脚だった。
やっぱり膝がカクンと落ちそうになる感じだった。
こんな前半でこんなことになるなんて。
もしかしてリタイア?という思いが一瞬頭をよぎる。

だけど行けるところまではいこう。
そう思って走り続ける。
右脚の異変はハーフを過ぎる頃にはなくなっていた。

5km毎に給水所。
水とスポーツドリンクがある。
今回のスポーツドリンクは"ENDURA"という
全く初めて見るスポーツドリンクだった。
・・・正直あんまりおいしくないdespair
だけどエネルギー切れになるといけないので
給水所のたびにこの"ENDURA"を飲む。

・・・それにしても沿道の応援が少ないなぁ。
いや全く応援がないとは言わないけど
ホノルル・NYCに比べたら
ほとんど無いと言っていいくらいだ。
沿道の応援がいかにランナーの励ましになっているかを
つくづくと感じた。
やっぱり応援が多いレースの方が走っていて楽しい。

だけどコースは確かにきれいだ。
同じコースを途中で折り返すので
常に片側は海、片側はリゾート住宅地。
・・・でもずーっと同じ風景なので
さすがに途中で飽きた。
きれいはきれいなんだけど、
やっぱりずっと同じような風景というのは飽きるものなのだ。

あとで地図で見てみると
コース中トイレは17と決して少なくはないのだけど
表示の仕方が悪いのだろうか、
なかなかトイレが見つからない、といった印象を受けた。
結局20kmの少し手前でやっとトイレに行くことができた。
ここも多少混んでいたけれど
そろそろ行っておかないといけないので
並ぶことにした。
ホノルル・NYCは仮設トイレが
ズラッと並んでいたのだけど
ここは元々サーファーが年中訪れる土地柄
海岸沿いにトイレがいくつかあり
それを利用する感じだった。
結局仮設トイレはスタート/ゴール地点にしかなかった気がする。

再びスタート地点に戻ってきた。
ここは全コース中唯一応援の人がたくさんいる場所だった。
ツアーの人がその地点で
「ノボリを立ててバナナをお渡ししますからね」
と言っていたので探してみた。
いた!
ツアースタッフの人たちも気づいてくれて
おーい!と手を振る。
・・・この地点でもうかなり疲れていたのに
よく手を振る元気があったな、と
自分でも不思議に思う。
「バナナ、バナナ」と
スタッフの人が渡してくれようとするが
どうもこの暑い中バナナを食べる気が起きなかった。
「バナナはいいですぅ~」と
やっとの思いで言い、
後半のコースに向かった。

さて後半。
そろそろウィダーINゼリーをちょっとづつ飲み始める。
あと飴も給水所で喉を潤してから1個づつ口に入れた。
ホノルルでは20km地点、NYCでは30km地点くらいで膝が痛くなって
走れなくなったが
今回はどうだろうか?
5月の山中湖はハーフをちゃんと歩くことなく走り切ったので
確実に21kmまでは超えられる、という自信はあった。

今までのフルと確実に違うのは
足指の靴ズレが起こらないことだった。
30kmを超えても足指に関しては全く大丈夫だった。
つくづくアスリート・クラブで作った
オーダーメイド・インソールに感謝した。
足指に関してはこのままゴールまで行けそうだ、と思った。
膝も30km地点超えても大丈夫そうだった。
CW-Xのタイツのおかげだろうか?
多少走り込んだ成果もあるかもしれない。

30km超えると次の1km表示が見えてくるのが
途端に遅く感じられてくる。
「まだか、次の1kmはまだか」って感じだった。
帰国後スプリット・タイムを見てみたら
30km以降は8分/kmのペースに落ちていた。
終盤のペースダウンが今後の課題だな、と思った。

だけど膝は痛くないから何とか走り続けることはできる。
「38km」「39km」「40km」・・・
キロ表示を見るたびに口の中で呟いてみる。
40kmを過ぎるとようやくあと少しだ、という気持ちになった。
あと3km足らず。
普段であれば15分くらいで走れそうな距離だが
この疲れ切った体では果たしてどれくらいかかるのか。

途中タレントの松村邦洋とすれ違った。
私がゴールまでもう少し、というところで反対側のコースにいたので
まだ2時間以上はかかるだろう、といった感じだった。
「チーム・アッコ」というTシャツを着たスタッフが
松村の前を走る車に乗って
カメラで回していたので
何かの番組の企画なのかもしれない。
そういえば松村は今年の東京マラソンも確か走ってたしね。
(途中の関門であえなく強制リタイアだったようだけど。)
彼のあの体重では膝への衝撃は相当なもんだろう。
それなのにフルマラソンに挑戦する、って
それだけですごい、と思った。
思わず「松村がんばれ!」を声を掛けたくなったが
こっちももう体力ギリギリのところでがんばっている。
気持ちだけでエールを送り
ゴールを目指した。

42km表示を超えると
また沿道に応援者がたくさん見えてきた。
もうすぐ、もうすぐゴールだ。
コースを左手に曲がる。
一昨日下見した段組みの応援席の間のコースに入る。
視線の先にゴールゲートが見え
デジタル表示が時を刻んでいる。
最後の力を振り絞って
やっとゴ~~~ル!したのであった。

Minisize
これがゴールの瞬間の写真。
解像度だいぶ粗くしたので
個人の特定はできないでしょう、ということで
ちらっと公開。

タイムは5:02:28だった。
もうちょっとで5時間切れたのに、と思うと残念でならない。
次こそはしっかり納得がいく練習をして
今度こそ5時間を切りたい。
趣味ジョギング、と言っているからには
フルでせめて5時間は切っていたいところだ。

しかし子供の頃から運動オンチで
運動という運動は避けて通ってきた私が
ひょんなことから走り始めて2年半ほど。
フルマラソンを歩かずに完走できるようになったのだ。
そう思えばずいぶん成長したものである(自画自賛)。

ゴール後はまずは呼吸を整える。
ペットボトルの水をもらい、半分ほど一気に飲む。
バナナとオレンジが山盛りに盛ってある。
バナナを1本半、オレンジを2切れ食べる。
アシックスの無料マッサージコーナーがあった。
後で来よう、と思っていたがそれがNGだった。
ここはリカバリー・エリアと呼ばれる場所で
一度ここを出ると再入場は不可能なエリアなのだ。
来年以降ゴールドコーストマラソンに出ようと思ってる方は
お気を付け下さいcoldsweats01

チャンピオン・チップを返却し、
完走メダルとTシャツをもらう。

Image001
これが完走Tシャツとメダル。
これ見るとやっぱり「がんばったなぁ、私happy01」って思いますね。

リカバリー・エリアを出て
ツアー・テントに行く。
スタッフの皆さんのお出迎えと記念撮影。
昼食としてカレーが用意されていたのでいただく。
走った後にカレーってのもどうよ、と走る前は思っていたのだけど
意外と疲れた体に心地よく入っていく感じ。
オーストラリアの米なので
正直パサパサ感は否めないが
でも疲れた体にはそんなの問題ないのであった。

Mさん、Hさんと待ち合わせ、
アシックスのマッサージに行こうと思ったのだけど
さっき書いたような理由でNG。
ふと横を見ると"Carving"と書いたテントがあり
人が並んでいる。
これはメダルの裏にタイムを彫ってくれるという
NYCの時もあったサービスではないか。
・・・実をいうとサービスではない。
NYCの時は20$も取られた。
ここは15A$と書いてある。
どうしようか、と思ったが
記念になるので彫ってもらうことにする。

ところが自分の順番が来て分かったのであるが
このタイムというのが自己申告タイムなのであったsad
それじゃあんまり意味ないじゃん!
ネットでチャンピオンチップの速報値公開してるくらいなんだから
ゼッケン番号から速報値はとれるでしょう、と思ったが
どうやらそういうことはやってないようだった。
なんだかなぁと思ったが
自分の時計で測ったタイムを彫ってもらった。

バスに乗ってホテルへ戻る。
まずは何をおいてもお風呂!である。
思えばホノルル・NYCの時より明らかに体の疲労度が少ない。
脚もそんなに筋肉痛になってない感じだし。
ただ腰だけはちょっとキテる感じだった。
普通に歩いたりする分には痛くないのだが
かがむと痛いのだ。
ひねったりもOKなんだけど
かがむ時だけ痛い。
翌日にはだいぶ良くなっていたけど
これは念の為、帰国後通いの接骨院でマッサージしてもらった。

18:00、ツアーの打ち上げパーティに参加。
宴会会場へ向かうエレベータで
金髪の女の子と一緒になる。
私とMさんは完走Tシャツを着ていた。
するとその女の子はにっこり笑って
「私も完走したのよ」と
上着を脱いだ。
彼女は下にハーフの完走Tシャツを着ていた。
マラソンの当日や翌日は
完走Tシャツを着て歩くに限る。
こういうやりとりが楽しいから。

さて打ち上げパーティ。
NYCの時のツアー打ち上げパーティはちょっとショボい感じで
ベラベラしゃべりまくる下品なオヤジがいたりして
正直参加しなけりゃ良かった、と思ったくらいだったんだけど
今回のツアーのは
打ち上げパーティへの参加人数も多く、
スタッフの方がうまく仕切って下さったりして
なかなか楽しかった。
私は抽選でハードロックカフェのキャップが当たったし。

パーティ後、部屋へ戻りMさんは荷造り。
Mさんはゴールドコースト3泊+シドニー2泊のコースなので
明日の朝早くに出発なのだ。
私はゴールドコースト4泊のコースなので
明日は1日ゴールドコーストでのんびりすることになる。

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コメント

今回も力作の完走記だった…
前日嵐だったのに、当日は無事走れて何よりでした。
ゴールの写真、全然元気そう。

土ホタル、写真見つけたよ。
ミミズみたいのが青く光ってた。明るいところでみたら気持ち悪そうなのに、光ってると綺麗ねheart01

投稿: TAKEPYON | 2008/07/23 00:08

この写真は高解像度の写真で見ると
すごいくしゃくしゃの表情で
「疲れたー」って感じがにじみ出ているのよcoldsweats01

土ボタルは実体を見ない限りは
幻想的な青い光ですごくきれいだった。
ミミズだとは思いたくないくらいにsweat02

投稿: takeco | 2008/07/23 23:44

takeco さんお疲れ様でした、完走したような
疲れが文章から感じられますね

投稿: BOOSUKA | 2008/07/28 20:51

BOOSUKAさん

あまりに長文で
読む方もきっと疲れると思いますcoldsweats01
まぁ読者の方にも
フルマラソンの疲れを味わっていただける
ヴァーチャル体験ブログ、ということでsweat01

投稿: takeco | 2008/07/28 23:17

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