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敦 山月記・名人伝

うーん、すっかり月刊になってしまった。。。(苦笑)
平日に書くことはもうハナから諦めてるんだけど
この1ヶ月は休日もなかなか忙しくてねぇ。。。
と、言い訳はこれくらいで。

先週、野村萬斎さんのお芝居を観てきました。
ワタクシ、NHK朝ドラの「あぐり」を見て以来(古!)
萬斎さんのファンでして。
「陰陽師」もかっこよかったわぁ・・・

「敦-山月記・名人伝-」

中島敦の2作品を舞台化したもの。
前半が能の手法で表現した「山月記」、
後半が狂言の手法で表現した「名人伝」。
あえて妙に芝居化したアレンジはせず
中島敦の原作を役者が
ほぼそのまま読み上げていくような形で展開する。
でもこの方法で良かったような気がする。
中島敦の文章は漢文調の格調高い文章が特徴だもんね。
(とは言っても私は中島作品は「山月記」くらいしか
 読んだことがないのだが。)

「山月記」は高校の国語の教科書にも取り上げられているので
読んだことがある人は多いでしょう。
高校生の頃は
「人間が虎になってしまう摩訶不思議な話」くらいにしか
思ってなかったんだけど
今回この話を舞台で見てみて
李徴(=虎になっちゃう人ね)の哀しみが
ヒシヒシと伝わってきて
不覚にも涙してしまったよ。
帰り際に新潮文庫の原作を思わず買ってしまったくらいだ(苦笑)。

「名人伝」の方は漢字のアニメーションを使った演出が
おもしろかった。

しかし萬斎さんはかっこいいです。
劇中はほとんど中島敦を演じているので
教科書等でよく見る瓶底メガネ姿なのですが
カーテンコールで出てきた萬斎さんは
ほんとに素敵でした。
「クール」というよりは「涼やかな人」という表現が
ぴったりくる感じですね。

「敦」は非常に観ていておもしろかったです。
また再演するなら観に行きたいなぁ。

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