« ご褒美がやってくる♪ | トップページ | リーチの前に−モブログのテスト »

二世つながり-"Lost in Translation"

今日はWカテゴリ選択です。

まずは「映画」。
今日は「ロスト・イン・トランスレーション」を観てきました。
監督ソフィア・コッポラはご存知フランシス・コッポラ監督の娘。
「ヴァージン・スーサイズ」が話題になって以来
監督、という印象が強かったんですが
そういえば「ゴッド・ファーザーpartⅢ」に出てましたね。
今日これ書く前に他のサイト見て思い出しました。

主演ビル・マーレーは私的には「ゴースト・バスターズ」の
印象が強いです。
もう一人の主役スカーレット・ヨハンソンは
松たか子が外人になったらこんな感じ?な美人。
この2人が摩訶不思議な異国ニッポンで
お互い自分を見失いそうになっている、という共通点から
心の交流を深めていく、というのが話の軸。
派手なアクションも大ドンデン返しなイベントも何も起きない
地味と言ってしまえば地味な映画です。

がこの映画が単なる地味映画で終わらず
大きなイベントもないのに最後まで観てて飽きないのは
監督の手腕が大きいのかなーと思いました。
最近観た映画の中では珍しく文句のつけどころがない
いい映画だと私は思いました。
映像も美しいです。
思わずポスターを買って帰ろうかと思ったくらい。
(結局買いませんでしたが。)

生まれも育ちも生粋の日本人の私から見ると
「この国はそんなに奇妙な国か?」と
その辺にいる外国人を捕まえて問いたい気分になりましたが
この映画の中の重要なキーワード「摩訶不思議な異国」として
日本を選んだのは成功している、とも思いました。
これが同じアジアの中国や韓国を選んでいたら
この摩訶不思議感は出なかったのでは?

5/11のblogにも登場したNHKの「英語でしゃべらナイト」で扱っていたトピックなんですが
日本人は他の国からどう見られているか、を極端に気にする人種だと思います。
例えばアメリカ人なんかは確実ににそうだと思うんですが
中国や韓国の人なんかもおそらく自分の国が世界中でナンバー1だと
思ってる人種なんじゃないかと思うんです。
(中国人や韓国人に知り合いがいないから定かではありませんが。。。)
だからたぶんヨソの国が自分の国をどう思っていようがあんまり気にしていない。

日本人はヨソの国が日本をどう思っているかをすごく気にする。
ヨソの国と比べてどこが劣っているかをすごく気にする。
なので、他国のモノ、文化、システムを適当にアレンジして取り込む。
その結果がヨソの国の人が見た時に感じる
摩訶不思議な感じなんじゃないかな、なんて思いました。

人は日常の世界から離れた時に
自分を見失ってしまったような不安定な気持ちになる。
あるいは自分の中に潜在的にあった孤独感に
気づいてしまうのかもしれないけど。

「ロスト・イン・トランスレーション」を観て
サイモン&ガーファンクルの「アメリカ」という歌を思い出しました。
歌詞はこちら
(すいません、日本語の対訳が見つけられませんでした。
 私はCD持ってるので訳詞が見られるのですが。。。
 ここに記載して著作権法に触れるのもイヤなので。
 ならオマエが訳せ、ってですか?カンベンして下さい(汗)。)

私が昔朝日新聞をとっていた頃
(今はネットでチェックするので新聞とってません。節約節約。)
この「アメリカ」という歌の歌詞について
すごくいいコラムが書いてあるのを見つけました。
あまりにいい内容だったので、思わず切り取ってとっておいたくらい。
確かどこかにしまってあったはず。ゴソゴソ・・・あ、あった、あった。

一部だけ載せますね。
(文中の旅とは歌詞の中の
 僕とキャシーのピッツバーグへのバスでの旅のことです。
 「アメリカ」を聴いたことのない方は
 リンク先の歌詞をざっと読んでから以下を読んでくださいね。)

しかし、現代にも共通する気軽な旅とも見えるこの旅には
根源的な問いが一つつきまとっている。
パスの車内を見ても、窓外を見ても、
彼の意識はいつのまにか心の内部の一点へと
引き絞られていってしまう。
なぜなら彼は「アメリカを捜しに」やってきたからだ。

「アメリカを捜す」とは、いいかえれば、
自分がどこにいるのか、
自分が何者なのかを
知ろうとすることにほかならないだろう。
が、この小さな旅にその答えはない。
やがて彼は、
無数に行き過ぎる車を眺めながら
一つの結論にたどり着く。
「みんなアメリカを捜しにやってきた、アメリカを捜しにやってきたんだ」

アメリカだけでなく、
日本でも、
とにかく何かを見たくて、
何かにふれたくて
そのくせそれが何なのかわからないままに
若者たちが旅に出た時代がかつてあった。
それは20代特有の旅の形であり、
20代にしかできない旅だった。

確か朝日新聞の日曜版に出ていたコラムで
(切り取ってあるので日付部分がない。。。)
筆者は「秋野 平」とあります。

「ロスト・イン・トランスレーション」の2人は
みずから積極的に日本にきたわけではなく
個々の状況に従ってしかたなく日本にきたわけなので
「アメリカ」の僕とは若干状況が違うと思うのですが
テーマは非常に似通ったものを感じました。

-------------------------

と前半長くなったところで
もう一つのお題は「本」なんですが。
今日映画の帰りに
窓際OL トホホな朝ウフフの夜」を買いました。
何かの雑誌の新刊紹介コーナーに載っていたのですが
おもしろそうだったので前から読んでみたかったのです。

著者の斎藤由香さんは作家・北杜夫の娘で
北杜夫の娘ってことは歌人・斎藤茂吉の孫ってことなんですが。
私は今でこそ自己紹介などの趣味の欄に「読書」と書く人間ですが
それはこの北杜夫氏に因るところが非常に大きい、と思っています。

私は中学生の頃、国語のテストが大の苦手で
(その頃は読書癖がなかったので活字慣れしてなかった。)
ある日国語のドリルをやっていた時に
問題文として出てきたのが北杜夫氏の「どくとるマンボウ青春記」。
問題文の一部として抜粋されていた部分が爆笑を誘うおもしろさで
続きが読みたさに本屋に走ったという思い出があります。
思えば私の読書癖はこの「どくとるマンボウ青春記」から始まりました。
あの国語ドリルの問題がなかったら
私は今でも本なんて全然読まない人間だったかも?

で肝心の斎藤由香さんの本なんですが
おもしろかったです。
あまりのおもしろさに一気に読了してしまいました。
そのおもしろさは私が四の五のここで語るよりも
本に付いている帯の文章をそのまま書きます。
曰く

祖父・斎藤茂吉、
父・北杜夫。
文学者の家庭に
生まれ育ったお嬢さまが、
何の因果か
精力剤を売るハメに!

ね、おもしろそうでしょう?
読みたくなった方、本屋へGO!
(5/29現在amazonでは売り切れのようなので。)

|

« ご褒美がやってくる♪ | トップページ | リーチの前に−モブログのテスト »

映画・ドラマ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/31264/677192

この記事へのトラックバック一覧です: 二世つながり-"Lost in Translation":

« ご褒美がやってくる♪ | トップページ | リーチの前に−モブログのテスト »