映画「ハゲタカ」感想(7回目)

私がよく行く映画館は川崎駅周辺の3つのシネコンなんですが。
その内の2つで6/6から「ハゲタカ」を上映しています。
でもTOHOシネマズ川崎はいよいよ明日(7/10)で上映終了みたいでweep
もう1つのチネチッタは終了リストにまだ載ってないので
もう少し続きそうですshine
早く終わってくれた方が私も全うな生活に戻れる・・・と思うんですが
でも終わっちゃったら次は鷲津さんにいつ会えるの???cryingと思ったり。
ファンの心は複雑なのであったthink

さて7/4土に「ハゲタカ」7回目の鑑賞へ。
今回はモンブランちゃんと一緒だったので
川崎ではなく、みなとみらいのワーナーマイカルへ。
ワーナーマイカル、Web予約で100円手数料取られました!angry
私はWeb予約をよく利用しますが
手数料取られたの初めてです!
もう絶対この映画館では観ない!と思っていたのですが
ここはワールドポーターズの5階にあり、
アフター映画のお買い物とかが結構楽しいcoldsweats01
なので手数料を取られた怒りも忘れ、
「楽しいから、またここで観よっか?」
などと言っていた私たちなのでしたbleah



で、7回目の感想ですが
今回は"Point of No Return"というテーマで書いてみようかと。

Point of No Return.
回帰(または帰還)不能点、と訳す。
元は航空用語らしい。
その地点を越えると元に戻ることを許されず
ひたすら前へ進むしかない地点のことを示す。

ドラマ版の6話最後で
鷲津はやっと過去のしがらみから
解放されるわけなんだけど
毎回観る度に思っていたのは
「そうは言ってもこの人は
 もう元へは戻れないんだよな。。。」
だった。

人一人を死に追いやってしまい
泣いていたあの頃にはもう戻れない。
鷲津には鷲津なりの正義があってハゲタカやってるわけなんだけど
外科的処置を振るうには
「情に厚い男」ではいられなかったはずだ。
彼はもう Point of No Return を越えて
あまりにもはるか遠くまで飛行してきてしまったのだろう。

で、映画の方。今度は劉について。
あの400万円が舞い散るシーンですが
あそこで劉は守山に言う。
「賢い人間は運命に逆らわない。戻れ、元居た場所に」

あれはパッと見、守山を蔑んだ言葉のように思えた。
所詮お前は誰にもなれないんだから
おとなしく元の派遣工に戻れ、と。

でもあれ、そういう意味じゃなくて
守山の為を思って本心から「戻った方がいい」と
言ったんじゃないだろうか?
そしてもしかしたら劉は、自分自身
運命に逆らわなかった方が良かった、と思う気持ちがあるんじゃないか、と。
逆らわなければ
彼は今も中国の田舎で
貧乏かもしれないけど
家族と暮らして幸せだったのかもしれない。

ハゲタカ的記号論において
「メガネ」が物語を読み解く重要なファクターであることは
ファンの間では周知の事実なんだけど
劉のメガネの着脱に注目してみると、これまたおもしろい。

守山とファミレスでご飯食べてる時、
彼はメガネをしていないのだ。
(あのシーンの最初で
 「ヤだなー雨は」と劉が言うのが、何だか意味深な気がする。
 彼の死を暗示しているような。
 ハゲタカ・ワールドにおいて死はいつも雨とペアだから。
 あ、治クンのお父さんの葬式は降ってなかったかcoldsweats01

で、400万が舞うシーンだけど。
最初、劉はメガネしてるんだけど
あのシーンの終わりでは
やっぱりメガネしてないんだよね。

劉はそれこそ「札束で人の顔引っ叩くような」やり方で
守山を利用したけど
でもそれとは相反する
守山と真摯に向き合う心も同時に持っていたんじゃないかな。
己の目的の為にモノの様に利用しようとする気持ちと
その相手に対して「人」として真っ直ぐに向かい合う気持ち。
そんな気持ちが一人の人間の中で両立するのは
ものすごく矛盾を感じるんだけど
でも、そうなんじゃないかな、と思える。

因みに鷲津と劉がマンダリンオリエンタルのラウンジで
思い出話をするシーン。
あそこで劉は
「強くなれ。あの言葉はオレのバイブルだ」
と言いますが
あの時もメガネ外してるんですよね。
でその後の
「楽しかったんだろ?鷲津」
ってところではメガネをしている。
実に興味深いと思いませんか?



さてここからはちょっと砕けた話を。

パンフレットに載っている
映画のセット・小道具についてのページ。
「鷲津ルーム」には
画家の恒松正敏さんが
鷲津をイメージして描いた抽象画が掛かっている、と
書いてある。
この絵を毎回ちゃんと見よう、と意識しつつも
毎回見忘れているbearing
7回も観ているのに7回ともだ。
・・・もっとも、ドラマの方も
10回観てようやく
「あれ?この場所ウチの会社じゃん!」と気づいた私なので
さもありなん、って感じなのですがsweat01
次こそはちゃんと絵をrockと思いつつ
DVDを入手するまで結局絵は見えないかも、、、と思ったりbleah

それと4回目の感想で
最後、劉の生家を訪ねる時の鷲津さんの服装を非難(?)した私ですが
よくよく考えてみれば
最初、南の島に鷲津を訪ねてくる芝野さんの服装も
「リゾート地に来るのに、その服装はどうよ」って
感じですよねcoldsweats01
この二人、結局似た者同士なのかも。

そういう意味では村田さんはエラい!
本物の方の劉一華を訪ねる時の服装、
見事に現地人ですgood
中国語の発音もスバラシイ!
(半年習っただけの私の評価なので
 アテになりませんがcoldsweats01



さて、あと何回映画観に行けるかしら?
(まだ行く気なのか?>私coldsweats01

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佐野元春という人物

以前「小田和正という人物」というブログを書いたら
特に社内SNSのブログの方に
予想外にたくさんコメントがついた。
世代的にピンポイントな方たちの
ツボを突いたのかcoldsweats01

で「ザ・ソングライターズ」を見て
今度は佐野元春について書いてみたくなった。


昔、佐野元春の曲をよく聴いていた時期があった。
彼がやっていたラジオ番組もよく聴いてた。
で、その当時思っていたのが
「この人、ちょっと浮世離れした人だよな」
だった。

佐野さんは
純粋で、生真面目で、おそろしく真っ直ぐな人だ。
いつでも直球勝負。変化球は投げない。
ここまで純粋で真面目な人って
おそらく大人になる前に
ぐっさり傷ついて変化球を投げることを覚えたり、
その純粋さを守るために引き籠もりになっちゃったり
するんじゃないかと思う。

だけどこの人はそうじゃない。
その純粋な部分を守れるだけの強靭さも
同時に持ち合わせている。
いい意味で「鈍感」、と言ってもいい。
そんな「純粋さ」と「強さ」が
彼の独特の言動になっているような気がする。

たまに芸人系の人が出る番組に
なぜか佐野さんが出ていてびっくりすることがある。
(お笑いが好きなんだろうか???)
佐野さんの独特の個性は
思えば芸人さん達にとっては格好のイジリ対象なのでは
ないだろうか?

だけと見ていると
どうもどの芸人さん達も結局佐野さんの前に
撃沈しているような気がする。
イジリ切れていない、というか何というか。
思うに彼等はみんな
芸風のキャラとしてではなく、
素の部分で
佐野さんの曲が好きなんじゃないかな、と思う。
素の部分でリスペクトしている人を
突き落とすなんてことはなかなか出来たもんじゃない。




で、「ザ・ソングライターズ」の第1回を見た。
佐野さん節は相変わらずだった。
ラジオで聴いてた頃のままだなぁ、という感じがした。
懐かしかった。

この番組はSong Writingの主に詩の部分にフォーカスして
構成していく番組のようだ。

佐野元春が書く詩は秀逸だと思う。
何度も感動したことがある。
どうやったらこんな詩が書けるんだろう、と思う。
「情けない週末」を初めて聴いた時の驚きは
今も忘れられない。

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映画「ハゲタカ」感想(6回目)

・・・もうそろそろ元の生活に戻ろう、と思ったわけですよ、私は。
寝不足で仕事中は辛いわsleepy
マラソンの練習時間は激減するわdown
こんな生活は6月の1ヶ月で打ち止めにしなければ、と
そう思ったわけですよ。

鷲津さんの台詞
「Greed is Good・・・ 強欲が善の時代は終わった」
を借りるなら
「Nothing but ハゲタカ・・・何はなくてもハゲタカの"狂乱の6月"は終わった」
と、そう自分に言い聞かせたわけですよ。

で、昨日の会社でのことなんですが。

会議と会議の間の休憩時間のこと。
最近ジョギングに目覚め、
GWにはハーフマラソンを初完走した上司と
(注:私が洗脳したわけではありません!)
マラソンの話をしていて
いかにフルマラソン完走が感動するか、
その感動はハーフマラソンの比ではない!と
思わず滔々と語ってしまった私。
ふと我に返って心の中で
「失礼しました。つい熱くなってしまって。。。」
とつぶやいてしまっていたsweat02

ダメじゃん。全然"Nothing but ハゲタカ"抜けてないじゃん!
・・・と反省したところで6回目(7/1鑑賞)の感想です。



上記でも取り上げた"Greed is Good"ですが
わざわざ英語で言ってるから
何か意味があるんだろうな、と思って調べてみたら
映画「ウォール街」で
マイケル・ダグラス扮するゴードン・ゲッコーが言った台詞のようだ。
・・・この映画、観てるんだけどな。全然覚えてないやcoldsweats01

あらすじ読んで、「そういえばこんな話だった」と思い出したんですが
ハゲタカにハマった今観てみるとまたおもしろい発見がありそうだ。
・・・CATVでやらないかしらんsmile

Greed is Good.
確かに押せ押せ行け行けだった頃のアメリカを
象徴しているような言葉ではある。
私たち日本人は基本的にこーゆーの苦手だけどね。
「秘すれば花」を美徳とする民族だから。
・・・まぁ一概には言えないし、
そうじゃない日本人ももちろんいると思うけど、一般論として。

映画「ハゲタカ」のパンフレットをよくよく読み込んでみると
(読み込む?coldsweats01
大友監督と脚本の林宏司氏が同じようなことを言っている。
映画版の方は
鷲津がアメリカで"徹底的に学んだ資本の論理"を捨てるドラマになっている、と。

なので鷲津は映画の中で
「Greed is Good・・・ 強欲が善の時代は終わった」と言い、
「腐ったアメリカを買い叩く」と言うのか。
そしてかつて大空電機の株主総会で
「誇りでメシが食えますか?!」と演説をぶった人が、
「憧れや夢、そんなものでメシが食えるほど生易しい時代ではない」
と言うアカマ・古谷社長を切るのか。

観れば観るほどこの映画は
ドラマ版を巧妙に組み込んだ
寄木細工箱のような構造になっている。

そしてこの寄木細工箱は
映画版の部分だけでも
十分に精巧な箱が組みあがるようになっているようだが・・・
それはドラマ版がべったり染み込んでいる私には判断できない。
その辺りは今日の午後一緒に観に行くモンブランちゃんに
是非とも鑑賞後に聞いてみたいところだ。



因みに
ドラマ版の第2回で飯島さんが言う
"Japan as No.1"というのは
エズラ・ヴォーゲル元ハーバード大学教授の著書名だそうです。
1979年の著書ですが
今でも1980年代の日本経済の繁栄を象徴する言葉として
よく使われるようです。

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